広島市安佐南区の八木梅林公園を訪ねる
八木梅林公園は文字通り広島市のなかでも、有数の梅の名所です。2月下旬、ちょうど梅林公園に立ち寄る機会がありましたので、ご紹介してみたいと思います。
場所は、広島市安佐南区の八木地区になります。周囲は多くのショッピング施設や郊外型のチェーンストアの立ち並ぶ場所で、こんな街中に梅の名所があるなんて意外でした。
八木梅林公園の場所
住所 |
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安佐南区八木1-22 |
八木梅林公園の様子
大型遊具
見た目は普通の街中にあるちょっと大きな公園といった感じです。八木梅林公園には大型遊具が1基、斜面状の傾斜を利用して設置されています。
最近は公園によっては複合遊具もどんどん大型化されていますので、今となっては、そこまで大型とは言えないかもしれませんが、子供を遊ばせるには、親の目も行き届く程よいサイズだと思いました。
大きなグラウンド
大型遊具の前は大きなグラウンドになっています。キャッチボールやボール蹴り、はたまた走り回ったり、何でもできそうな広さですね。
このグラウンドの周囲にも梅の木が植えられており、ちょうど見ごろでした。
グラウンドの北側の梅の木、奥のほうには公衆トイレがあります。
八木梅林公園テニスコート、テニスコートは2面ありました。
グラウンドの東側の歩道に沿っても紅白の梅がキレイに咲いていました。
八木梅林公園の梅の木
では今回本命の梅の木の様子です、梅林は公園の南側の小高い丘にあります。足元は凹凸が多くあまりよろしくないので、つまづかないように注意です。
多いのは白や桃色の梅です。あまり大きな木ではなかったのですが、ひときわ赤く目立っていた紅梅、これはなかなかキレイでした。
梅林の中には東屋が建っています。大きな幹線道路から少し入っただけの場所ですが、あたりからは鳥のさえずりや木々のざわめきが聞こえてきます。
色とピンクの入り混じった美しい梅の花や・・
こちらはピュアホワイト!青空のバックでさらに引き立てられます。
梅林の真ん中付近に意味ありげな岩が並んでいましたが、これなんと広島城の石垣なんだそうです。よくここまで運んできたものです。
公園南側の小川
さて、梅林を見学しているとそのさらに南側には小川が流れているではありませんか!
この水路は、水辺環境の整備の取り組みも行われていて、とてもきれいなせせらぎが流れています。6月ごろには蛍も見れるんですって!
せせらぎには野鳥の姿も
水路をよく観察していると、野鳥の姿も見れました。これはカモ?
この白い鳥も優雅に水辺を散歩していました。
本当にきれいな自然が残されているというか、確かにこれなら夏に蛍が出てもおかしくないですね。
夏場は絶好の水遊びスポット
ここ、夏場には子供たちの絶好の水遊び場所にもなるのだとか。浅すぎず、深すぎず、温かくなると、小魚やいろいろな生物の姿も見られそうです。
八木梅林公園の駐車場について
公園専用の駐車場は、残念ながらありません。なお、八木梅林公園周辺には、たくさんの大型店があり、多くは平面の大きな駐車場をもっています。
八木梅林公園へのアクセス
市内中心部からは車でおよそ30分程度です(紙屋町よりおよそ10Km)国道54号線の城南中学校交差点を右折しておよそ5分程度です。太田川の堤防沿いを北上するルートも便利でしょう。
八木梅林公園の様子を振り返って
実はこの辺りには、かつてはもっとたくさんの梅林があったということなのですが、水害によって流出してしまったそうです。
現在は、この公園の梅の木も数十本程度ではありますが、それでも、広島市近辺でこれだけ梅が見られる場所は縮景園や、西風梅苑とこの八木梅林公園くらいかなと思います。
桜の花見もいいものですが、一足先に春の花を楽しみたいっ!っていう方はぜひ訪ねてみてくださいね。もちろん子供さん連れでも一緒に遊びに行って楽しむのもありと思います。